会報「ハーネスながの 第47号」


ハーネスながの(テキスト版)
 2016年3月 47号
発行:長野県ハーネスの会  前野弘美
〒390-0871 松本市桐2-4-44-1
Tel. 080-1043-7315 Fax. 0263-35-8024
http://www.harness-nagano.com
振込み:ゆうちょ銀行 00570-7-17991
   「長野県ハーネスの会」
~今号のおもな内容~
第3回運営委員会報告
『ドッグドック』2015
新連載 四季おりおり ①
もっと知りたい犬のこと ⑥
旅は犬連れ 世は情け ⑥
東中南北 ②
会員の声
支援事業27年度実施報告
27年度寄付・カンパ・募金箱
編集後記
『第3回運営委員会』報告
◆長野市の障害者センターにて今年度3回目の運営委員会    加藤久美
去る3月6日(日曜日)、長野市の障害者福祉センターにおいて、
今年度3回目の運営委員会が開かれました。
今回の参加者は11名(盲導犬3頭)と少なかったのですが、
飯田市・岡谷市・松本市・東御市・長野市と県内各地から
ユーザー会員と一般会員が集まりました。
今回は今年度最後の運営委員会ということで、今年度事業の確認と反省を行い、
来年度に向けて新たな取り組みや課題などを話し合いました。
今回は、初めて参加してくださった新しい会員さんや、
久しぶりの参加という会員さんもいらっしゃって、
新鮮な風を吹き込んでいただいたように感じました。
新しいアイディアも出され、よい刺激となりました。
運営委員会のために時間を作って参加して下さった皆様、ありがとうございました。
来年度の総会と第1回運営委員会は、
2016年6月19日(日曜日)に松本市で開かれます。
第2回運営委員会は10月2日(日)、
第3回は3月5日(日)の予定です。
多くの皆様に参加していただけますように、運営委員一同願っております。
また、長野県ハーネスの会のメーリングリストにも、ぜひご参加ください。
会の活動に対するご意見やアイディア・
ミニ旅行でいってみたいところなどありましたら事務局までお寄せください。
『ドッグドック』2015
◆平成27年度ハローアニマル訪問健康診断終わる
昨年12月から本年3月にかけて県動物愛護センター(ハローアニマル)による
訪問健康診断が希望する補助犬を対象に行われました。
 本年度の盲導犬受診は12頭。
地域別では南信2頭、中信4頭、北信2頭、東信4頭でした。
訪問健康診断(ドッグドック事業)を担当された高橋獣医師に
事業について原稿をお願いしたところ快く寄稿して下さいました。
以下に掲載します。
ありがとうございました。
          (前野弘美)
◆ドッグドック事業(身体障碍者補助犬使用者支援定期健康診断)について
 長野県動物愛護センター           獣医師 髙橋葵
長野県動物愛護センターでは平成17年度から身体障碍者支援事業の一環として、
補助犬ユーザーさんを対象とした補助犬の定期健康診断を実施しています。
まず、ドッグドック事業実施までの流れについて御説明します。
予め、希望されるユーザーさんを募り、電話で日程調整します。
当日になりましたら当センターの獣医師2名がユーザーさんの希望される場所(自宅、
作業所等)に伺い健康診断を実施します。
健康診断の内容は、身体検査、血液検査、便検査、尿検査です。
身体検査は問診・視診・触診により、「歩行や姿勢」、
「身体の各部位」に異常がないかを確認します。
この際、爪が伸びていたり、耳が汚れていたりした場合は、その場で処置します。
また、聴診器を用いて「心臓、肺、消化器」の音を調べ、異常がないかも確認します。
これらの項目については、
何か気になることがあればその場でユーザーさんにお伝えしいます。
血液検査は、当センターに血液を持ち帰り診断しますが、『炎症や貧血の有無』、
『内臓等に異常がないか』や『フィラリアに感染していないか』を確認します。
また、便及び尿も持ち帰り検査し、「寄生虫や細菌がおなかに感染していないか」や
「腎臓、膀胱、尿路に異常がないか」を確認します。
これらすべてを検査したのち、総合的に健康状態を判断し、
結果をユーザーさんに御連絡します。
異常があった場合はすぐに連絡し、かかりつけの動物病院さんに相談していただきます。
平成27年度は、県内で12頭の補助犬について健康診断を実施しました。
 結果では、全頭について急を要する異常は認められず、
ユーザーさんが日常的に大切にケアをされていると感じられました。
ドッグドック事業は、ユーザーさんや補助犬がリラックスできる
ご自宅等で受けられるとにメリットがあります。
ユーザーさんは私たち職員に色々なお話をしてくださり、
私達もその時間をとても楽しみにしています。
そして、そのお気持ちに感謝しながら相談しやすい雰囲気を作るように心がけています。
今後も、ユーザーさんの気持ちに寄り添い、
当センターとしてできることを常に考えながら業務に励みたいと考えています。
最後に、今後とも当センターの事業に御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
『新連載 四季おりおり ①』           塩尻市 池田 康子
◆「雨氷」に、ウッヒョウ~!
以前、会報の編集を担当していた池田です。
編集チームの原さんから原稿の依頼を頂きまして、
日々の暮らしの中での雑感を書かせていただくことになりました。
よろしくお願いします。
 1月末、松本とその周辺地域で、「雨氷」という珍しい気象現象が発生しました。
「雨氷」とは、聞き馴染みのない言葉ですが、
氷点下になっても凍らずに落ちてきた雨粒が、
冷え込んだ地表で樹木や電線に触れた衝撃によって、
瞬間に凍りつく現象だそうです。
 冬の氷点下の寒い朝に、水が入ったバケツに手を触れた瞬間、
水がみるみる凍り始めて驚いたという経験ありませんか? 
「雨氷」は、あの現象の雨バージョンといったところです。
雨氷がついた樹木の枝は、まるで雪の女王に息を吹きかけられたように、
厚い透明な氷に包まれ、無数のツララが付いていました。
それが、太陽の光を浴びてキラキラ輝く様は、
神秘的で、息をのむほどの美しさでした。
大自然が作り出す造形美に、畏敬の念を抱かずにはいられません。
反面、この現象で多くの被害も発生しました。
付着した氷の重みによって、たくさんの木が倒れて道路をふさぎ、
一部の地域が孤立して、取り残された人たちが不安な夜を過ごしました。
電線が切れて広範囲で停電もおこりました。
 私たち人間の生活は、
自然からの恩恵と洗礼を受けながら成り立っているのだと思い知らされます。
天候の振れ幅が大きくなり、
「なんか変な天気だね」と言葉を交わすことが多くなった昨今、
これからの暮らしに降りかかってくる変化が心配です。
地球のために自分は何ができるのだろうか、考えてしまいます。
今からでも、できることからやっていきたいと思うこの頃です。
もっと知りたい犬のこと ⑥ ≪ドッグフードについて≫
◆犬の健康や行動についての豆知識を勉強するコーナー!
「医食同源」という言葉が、古くから伝わっています。
もともとの意味は、病気を治すための薬と、普段から口にする食べ物とは、
本来根源を同じくするものであるということです。
今では、食事に注意することが病気を予防する最善の策である、
また、日ごろの食生活も医療に通じるという意味でも用いられています。
私たちヒト科の動物にとって、薬も食物も、
同じく私たちの口の中に入れるものです。
イヌたちにとって、薬もフードも、
同じく彼らの口の中に入れるものです。
ここでは、あえて「食物」と「フード」という書き方にしました。
私たちは毎日の食事の中で、たくさんの種類の食物を口にする機会をもちます。
これは身体にとって良くないものが含まれている場合、
それらをずっと摂り続ける、というリスクを分散していることになります。
一方で、イヌたちはどうでしょう。
一種類のドッグフードを長きにわたって口にし続けるのが、一般的になっています。
つまり彼らは、そのリスクが分散される機会がとても少ないのです。
ゆえに彼らにとってフードの選択は、彼らの身体の健康にとって、
きわめて重要なのです。
診療の中で治療方針をたてるとき、
私は真っ先に、フードを何にするか、与えるか与えないか、
どのようにして与えるか、といったことを決めます。
その次に、薬に頼った方がよいと判断した場合に、
どの薬をどのように使うかを決めていきます。
現在はドッグフードが大変な進歩を遂げ、
一般食を含めて様々な種類のフードが目的別に、各社から提供されています。
例を挙げると、以下のような目的をもったフードがあります。
病気からの回復のため、尿石を予防するため、心臓病のため、消化器病のため、
腎臓病のため、肝臓病のため、肥満改善のため、糖尿病のため、
食物アレルギーのため、など。
小動物の診療をおこなう獣医師は、これらの知識を豊富に持っています。
みなさんも、かかりつけの獣医師にフードについてしっかり相談されるべきだと思います。
もちろん、みなさんご自身の食生活にもご留意くださいませ。
【獣医師 橋本知也】
 この記事は「ホワイトハーネス42号(日本ライトハウス盲導犬訓練所発行)」から
転載しました。
旅は犬連れ 世は情け ⑥ ≪ポールと歩けば≫  飯田市 井原 通夫
2012年の春でしたから、もうポール君との生活も4年になろうとしています。
この間、以外にもいやな思いをすることは少なく、
心温まる思いを家内とともに味わっている日々ですが、
少ないイヤな思いを給わったことをここに記させて頂きます。
自宅から300mほどの場所に喫茶店があります。
まだ、これからライトハウスに訓練にうかがう直前、立ち寄りました。
ここの店主、普段からこの仕事をなさる方にしてはかなり無口です。
「今度、盲導犬との歩行訓練に行ってまいります。」 「返事なし」
「帰ってきましたら、犬と一緒にちょくちょく寄らせて頂きます。
よろしいですか?」 「返事なし」
少々むっと来た私、「イエスですか、ノーですか」 「ノー!!」
この店の前を時々通ります。
入店を、当然ながらしていませんが、どうしても憮然とした顔を隠すことはできません。
 早朝散歩ですから、時々新聞配達に出くわします。
「おはようございます。」誰にでもそうするように声を掛けます。
返事を返してくれたり笑顔がこぼれる人は、ポールも大好き。
犬のほうが覚えてしまい、
『コノヒトニ アイサツシテモ ムダダヨ。』そんな行動もありますが、
新聞配達の彼も、返事が来たことはありません。
とにかく、この手の人たちは道路を左に行ったり右に来たり、
なかなか邪魔というか動きが読みにくい。
ある朝、右に行っていたバイクが私の右方面から突っ込んできてブレーキ音。「
コノヤロー!!」どうも左側の小路を私が立ち止まったためにふさいだようです。
私は無言でやり過ごし、
その後立ち寄ったコンビニでその話をコーヒーを頂きながら話しました。
「どこの新聞?どんなやつ? どの場所で? 許せない!」
いつも親切にしてくれる、お嬢さんの言葉に私は救われました。
雪の大谷・立山アルペンルート。
黒部ダムを越えてその雪の大谷まで私と家内を、ポールと一緒に行きましょうと、
友人たちから嬉しいお誘いがあったのは、昨年の4月末。
トロリーバスにケーブルカー、乗り物も多いし人も多くて大丈夫かな。
とりあえずネットで調べてみました。
 ありました!国定公園のためペットの持ち込みは固くお断り、
その後に、ベビーカーの方・車椅子の方・お申し出ください。
介助いたします。
盲導犬同伴の方、訓練された盲導犬はペットではございませんので云々。
こうなれば私は、お天気の心配しかすることはありません。
 それが数日もたたずに、友人から
「電話をかけたら盲導犬でも駄目だと断られました。」
余計なことをしてくれたなと思ったのは私の心。
行ってその場で断られたら、この“口”で何とでも言えたのにと
ホゾを噛んでおとなし留守番をしていた私です。
これも時には邪魔になりますよね。
でも嫌いな方はこれもどうしようもないですね。
農地と住宅の混在する狭い道路、
車の窓を開けて「ちょっとそこで待ってて。」「そのまま進んできて。」
クラクションの音にも優しさと厳しさを感じながら私の散歩は続きます。
東中南北③  ≪春が来た 春が来た どこに来た≫
東信から
◆上田から真田丸出港!   松尾寿美子
皆さん、こんにちは。
上田からの話題と言えば、やはりこれ「真田丸」でしょう。
と言うことで、1月17日に旧上田市民会館にオープンしたばかりの
「信州上田真田丸大河ドラマ館」へ行って来ました。
私と主人、見えない者二人で行ったのですが、
ついてくれた案内の人がとても親切でわかりやすい説明をしてくれました。
今までのドラマ館はパネル展示が中心だったのですが、
今年は映像と音声がたっぷりだそうです。
ドラマで使ったセットや、実際に俳優さんが着た衣装、
幸村の真赤な甲冑が飾ってありました。
ドラマで撮影した様子のミニシアターと、3D映像で観られるブースもありました。
最後のブースでは出演者全員のサイン色紙が大事そうに収められていました。
館内でスタンプラリーを押すと、
六文銭ができて馬に乗った幸村の影が浮かび上がり、一枚のはがきになるそうです。
六ケ所それぞれ色が違うので試してみてください。
極め付け、私がよかったと思うのは、
おみやげコーナーが充実していたことです。
和菓子から洋菓子・文房具の小物類・Tシャツからウインドブレーカーまで。
ちなみに、一番人気の商品は六文銭の入った真赤なトランクスだそうです。
今は品薄であいにくありませんでしたが、そのうち入ると言っていたので、
皆さん行った時にはぜひ買い求めてみてください。
私たちでも充分楽しめるドラマ館だと思います。
心なしかウイングも楽しそうでした。
尻尾をブンブン振って喜んでいました。
南信から
◆喬木村は毎日いちご日和     清水純子
今年も南信州・喬木村のいちご狩りがスタートしました。
そして、看板犬あんずとバルの新たなシーズンも始まりました。
すっかり看板犬が板についた仲良しコンビのあんとバル、
今や清水農園を御指名される方のほとんどが、あんとバルに会うためにいらっしゃいます。
知らずにご来園される方もあんとバルの姿を見て「あ~!わんちゃんだ~!」と、
大変喜んでいただいております。
いちご狩りのお客様をお迎えしていると、たくさんの出会いがあります。
今回は、その中でも特に忘れられない素敵な出会いをひとつご紹介いたします。
 ある日、いつものようにお客様をお迎えしておりました。
すると、入ってくるなりバルの額に自分の額をこすりつけ「会いたかったよ~」と、
優しく話しかけられた高齢の女性がいらっしゃいました。
聞けば、中日新聞で取り上げていただいたあんずとバルの記事を見て、
わざわざ名古屋から会いに来て下さったとの事。
ひ孫さんもご一緒で、四世代の素敵なご家族でした。
お年を聞けば、もう90歳を過ぎているとの事。
でも、記事を見て、どうしてもあんとバルに会いたくて連れてきてもらったのだと。
「この歳だから、また来られるかどうかはわからないけど、
今日はこの子たちに会えて本当に嬉かった」と、言っていただきました。
その時の光景は、今思い出してもまぶたが熱くなってしまいます。
 引退犬あんずとバルと暮らし始めて、
たくさんの笑顔に出会い、幸せをもらいました。
いらっしゃい!あん &  バルで~す
清水農園忘れられない素敵ストーリーはまだまだ続きますが、
今回はここまで。
 今年、30周年を迎える喬木村のいちご狩りへ、
どうぞ皆様もお出かけ下さい。
あんずとバルが笑顔でお迎えいたしますよ~!
北信から
◆動物園の動物達がビックリポン!!    長野市 木暮恒男
「5頭・6頭・7頭、ポニーがこっちへ近寄って来るよ。」と
家内がその状況を説明してくれた。
色男を見に来たのか、それとも馬年のよしみなのかといぶかる私に、
家内は言葉を続けた。「横1列になって、
みんな1点を見つめているよ。」彼らの視線は私にではなく、
盲導犬チャールズに注がれていた。
彼らにとって人間は見飽きていて、退屈な存在。
そこへ、珍しい生き物が来たぞとばかりに、連れだって見物に来たのだった。
7頭が7頭とも、ただチャールズだけを見つめてびくっともしない。
まさに「ビックリポン!」の顔つきのようだ。
こうした情景は他の動物達の所でもくりひろげられた。
ウェルカムの対応に、チャールズもルンルン気分。
 ここは須坂市の臥竜公園の一角にある須坂動物園。
赤カンガルーの「ハッチ」で有名になり、
その後カピバラや脱走ペンギンでも人気のある所だ。
私はチャールズと歩くようになった9年前から、度々ここを訪れている。
 動物園にチャールズと来ると実におもしろい。
冒頭に書いたポニーの様に、多くの動物は盲導犬に興味を示す。
そしてフレンドリーで生き生きとした行動をとる。
あの赤カンガルーの「ハッチ」もしばらくチャールズと目と目を合わせていた。
しかし、猿と虎は違った。
犬猿の仲とはよく言ったもので、チャールズが近づいただけで、
急に「ぎゃあぎゃあ」と猿は騒ぎだした。
虎も同様だった。
チャールズがおりに近づくと、興奮した様子で、
目をそらさずににらみつけたまま、右へ左へと動き出した。
私の脳裏には、おいしい獲物が来たぞとばかりに舌なめずりをして牙をむいている
虎の顔がうかんだ。
「やばい!」「ガオー」と一声ほえられたならもう2度とこの動物園に来られなくなる。
そこで猿のところ以上にそそくさと立ち去った。
 このように盲導犬と動物園へ行くと、
人間だけでは味わえないほほえましい光景や、
心が凍り付くような場面に出くわす。
それこそ「ビックリポン!」の世界が待っている。
皆さんも須坂動物園へどうぞお越し下さい。
☆須坂市動物園 tel.026-245-1770 月曜日休園(但し祝日の場合は翌日休み)
 長野電鉄須坂駅からタクシーで5分
『ハーネスの会』 会員の声    事務局 田中安子
この1年間に振込用紙の通信欄などに寄せられた
会員の皆様からのメッセージを掲載します。
ありがとうございました。
「御発展をお祈りします。」 (松本市 今村さん)
「ご活躍を応援しております。」(松本市 奥原さん)
「ハーネスの会の皆様の奉仕活動に心より敬意を表します。
会費の他にほんの気持ちですが、プラスさせていただきました。」 (佐久市 黒澤さん)
「心ばかりですがハーネスの会のお役に立てば幸いです。」 (松本市 井川さん)
「サミットに出席したいのですが、高齢のため欠席させていただきます。
役員の皆々様、お忙しいでしょうけどお身体に気を付けて頑張って下さいませ。」
(長野市 多田さん)
  『平成27年ハーネス基金支援報告』
 ハーネス基金による盲導犬と引退犬への
健康管理費および疾病治療費助成事業の実施報告をします。
本年度は総額478,076円を支援しました。
 ハーネス基金は会員の年会費の2分の1(1,000円)と
多くの皆様からの寄付金と募金(募金箱かんぱ)で運営しています。
       【内訳】
1 健康管理費支援
 1頭につき一律、5,000円の支援を行いました。
  (1) 現役盲導犬  23頭  115,000円
  (2) 引退犬     4頭   20,000円
* 健康管理費支援額合計 27頭  135,000円
2 疾病治療費支援
 申請者が動物病院に支払った疾病治療費の半額を支援しました。
 ①チャールズ (9才) 木暮恒男さん 支援額 8,629円
   治療概要/肛門腺破裂、化膿の治療
 ②オルト (3才) 小田道子さん 支援額 21,850円
  治療概要/  外耳道炎、のみダニ駆除薬
 ③ベラ (14才)茅野永伯さん 支援額 226,220円
   治療概要/胃の膨満、皮膚炎、胃ねん転、耳の治療等            
 ④デリカ、
(9才) 茅野永伯さん 支援額 76,377円
   治療概要/歯周病、皮膚炎、耳、肝機能障害、指間炎等の治療
 *疾病治療費合計支援額 4頭(盲導犬2頭、引退犬2頭)  333,076円
3 死亡弔意金(お見舞い)
 ビクター (5才) 両角幾雄さんの盲導犬 弔慰金 10,000円 
  平成27年7月、歩行中に熱中症にて急死しました。
4 支援総額 478,076円
 【お願い】 
(1) 疾病治療費に関して
爪切り、シャンプー、フィラリア予防費用等は支援の対象になりません。
(2) 疾病名について
 治療を受けた疾病名が分かるように記載をお願いします。
(3) 請求期限について
  疾病治療費支援の申請は毎年1月20日までにお願いします。
  対象は前年の1月1日から12月31日までに支払った治療費です。
                                (斎藤真一)
『感謝録』平成27年度寄付・カンパ・募金箱の報告
本会では年会費(2,000円以上の送金をして下さった場合は、
超過分を「寄付またはカンパ」として扱わせていただいております。
本年度も多くの会員の方からご寄付・カンパをいただきました。
また、ハーネス基金のための募金箱設置に協力していただいている施設、
治療院、店舗からも心温まるご支援をいただきました。
 本当にありがとうございました。
全てハーネス基金に繰り入れ、医療費支援につかわせていただきます。
御芳名を紹介させていただき、謹んで感謝申し上げます。
◆会員からの寄付・カンパ 28名 合計 109,000円 (敬称略) 
井原通雄 茅野永伯 相場光子 飯嶌悦代 井川さゆり 伊藤正子 今村邦彦 奥原泰子
倉島憲代 黒澤美那子 小林鈴美 小池フミ子 酒井美穂子 鈴木眞沙子 鈴木聡子 高瀬制一
多田艶子 田中淑子 田中安子 轟 輝子 馬場 壮 久島和実 古内みずほ 三村惇子
宮澤藤貴子 村嶋育子 百瀬鏡子 山口宰四郎
◆一般の方の寄付と協力者の募金箱
 合計 50,556円
小平ショウハチ様5000円
郡司七重様1000円
幸田 様2000円
丸山治療院様(募金箱)6500円
上田新参町教会様(募金箱)3005円
牧田孝平様(募金箱)4109円
レストラン・ストリーム様(募金箱)
6048円
坂田雄之様(募金箱)   14,345円
丸子町社会福祉協議会様(募金箱)
2989円
北澤とも江様(募金箱) 5560円
編集後記
長野では、ホワイトデーの今日、本当にホワイトデイになりました。
春は2歩進んで3歩下がってしまったようです。
 さて、長野でも上田に負けず、松代町を中心に「真田丸」で盛り上がっています。
先日平山優さん(真田丸の時代考証担当)の講演会がありました。
聴衆が予想以上に集まり、イスが足りなくなるどころか、
立っている人も会場に入れなくなるほど。
最後は具合が悪くなって倒れちゃう人もいました。
ほんとに「びっくりぽん!」でした。
   (片山)

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