ハーネスながの 2001年7月 第10号
発行:長野県ハーネスの会 会長 原 哲夫
〒390-0304 松本市大村492-3
第10号の目次
《お知らせ》 『2001(平成13)年度の会費納入のお願い』。
《催しもの・交流会》 『長野市でコート縫製ボランティアとの集い』。
《総会報告》 『ハーネスの会2001年、さあスタート』。
<新しい取り組み>
1.市町村への「盲導犬飼育管理費助成事業」の実施の要請
2.「盲導犬使用者実態調査」の実施
3.ハーネス基金による助成内容の変更について
《新役員とサポートスタッフ》 『向こう2年間の役員決まる』。
《総会記念講演会》 『盲導犬、ありがとう』。
《コメンタリー ナンバー.4》 『私の考える盲導犬と取り巻く社会について』 松本市 前野 弘美。
《大都会》 『修学旅行の引率から』 宮島 正子。
《連載》 『退役犬と生きる』上 長野市 清水 とし子。
《会員の声・近況》 『元気ですよ!』『こんなことどうですか?』。
《事務局だより》
『ご寄付ありがとうございました』
『素敵なハーネスの会オリジナルポスターが出来ました』
『長野地区連絡室』
《お知らせ》
『2001(平成13)年度の会費納入のお願い』
今年度の年会費2,000円の納入をお願いします。
同封しました郵便振り込み用紙でご送金いただく場合は振り込み手数料はかかりません。よろしくお願いします。
(会計・田中)
〔お振り込み先〕
郵 便 局 : 00570-7-17991 「長野県ハーネスの会」
八十二銀行 : 惣社支店 (普)210042 「長野県ハーネスの会」
《催しもの・交流会》
『長野でコート縫製ボランティアとの集い』
長野市で盲導犬コート類の製作をしているリフレッシュプラザグループと,ハーネスの会が主催して製作ボランティアとユーザーの交流会を開きます。コート製作を始め、盲導犬についての様々な話題も上がることと思います。製作者に限らず多くの皆様のご参加をお待ちしています。
とき:7月14日(土)午前10時~12時
場所:長野市大豆島7119-1 リフレッシュプラザ ℡(026)222-3196
※リフレッシュプラザは犀川堤防沿いにある長野市清掃センターや
サンマリンと同じ区域にある施設です。目印は清掃センターの
赤と白の高い煙突です。(丸山)
《総会報告書》
『ハーネスの会2001年、さあスタート』
長野県ハーネスの会第3回定期総会は4月22日(日)午後から松本市で、会員40名の出席を得て開かれました。総会では昨年度の活動と決算報告の後、2001 (平成13)年度の取り組み、一般会計およびハーネス基金の予算案が原案通り承認されました。また、向こう2年間の会運営を担う新役員も合わせて承認されました。総会後は広沢里枝子さんによる記念講演があり、講師を囲む交流会にも多くの方の参加がありました。
この紙面では本年度の新しい取り組みと変更点につきましてご説明します。会全体の詳しい方針につきましては別紙同封しました総会議案書をお読み下さい。
〈新しい取り組み〉
市町村への「盲導犬飼育管理費助成事業」の実施の要請
盲導犬飼育管理費助成事業は既に長野市と須坂市で20年ほど前から実施されています。盲導犬の普及と使用者の経済的負担を軽減させることを目的としており、使用者に対して月額3,000円がそれぞれの自治体から給付されています。
松本市でも平成13年度から市内に居住する使用者全員を対象に実施されることになっています。
本会では盲導犬使用者が居住する市町村に対して同様の事業を実施していただけるように地元の使用者と共に要請していきたいと考えています。
本年度は8月に上田市、丸子町、佐久町、立科町を重点として訪問し、行政の福祉担当者に実情を理解していただき事業の実施をお願いする予定です。
「盲導犬使用者実態調査」の実施
この実態調査は今後のハーネスの会の取り組みを進める上での参考資料を得るために行うものです。本会に参加している盲導犬使用者と引退犬飼育者を対象として、アンケートまたは電話で質問事項に答えていただくことを考えています。
調査項目としましては、使用者または飼育者と使用状況について、使用または飼育に要する費用について、施設や店舗などでの受け入れの状況について、等を検討しています。
調査の時期は8月中を予定しています。関係の会員の皆様にはお手数をかけますが、何卒ご協力をお願いします。
ハーネス基金による助成内容の変更について
これまでハーネス基金によるフィラリア予防のための支援は総ての盲導犬使用者と引退犬飼育者に対して同額を助成してきました。本年度は盲導犬使用者の内、地元自治体による「盲導犬飼育管理費助成」を受けられる地域の方には4,000円、自治体からの助成が得られない方と引退犬飼育者には7,000円を支援することになりました。
このような差額助成はハーネス基金の収支を長期的に見通して、今後予想される盲導犬使用者の増加やワンちゃんの高齢化と医療費助成の増額に備えることが一つの理由です。また、居住する自治体での「盲導犬飼育管理費助成事業」が少しずつ進展しており、行政からの支援を受けられる盲導犬使用者の方には少し我慢をお願いすることになりました。
本年度のハーネス基金の支援内容は次のようになります。
(ア) フィラリア予防費支援 盲導犬および引退犬それぞれ1頭につき7,000円
※長野市と松本市に居住する盲導犬使用者には4,000円
(イ) 医療費支援 見舞金2万円 ※月額8万円を超える医療費を支払った場合
(ウ) 香料 5,000円 ※盲導犬または引退犬が死亡した場合
《新役員とサポートスタッフ》
『向こう2年間の役員決まる』
4月22日に開かれました総会では向こう2年間の会運営を担当する運営委員が承認されましたのでご報告します。また、役員ではありませんが、会運営を支えて下さっているサポートスタッフも紹介します。
〈役員とスタッフ〉
会長: 原哲夫 副会長: 内藤敦彦 会計: 田中安子
運営委員: 池田康子 伊藤正幸 清水栄 前野弘美 丸山良三 丸山訓代
会計監査委員: 斎藤美枝 サポートスタッフ: 金井広子
〈皆様、どうぞよろしく!〉
【池田康子さん】
前任者の斎籐さんの強力なプッシュにより、今年度よりハーネスの会の運営委員のお仲間に加えていただくことになりました池田康子です。松本盲学校勤務3年目。はずかしながら「ハーネス」という用語を知ったのも、ほんの2年前のことです。知りたいことはたくさんあります。いろいろ教えていただきながら活動に参加させていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
【伊藤正幸さん】
人と動物の関係が少しでも前進する事を願っている獣医師の伊藤です。
【清水 栄さん】
長野市の清水です。我が家では盲導犬を引退したワンちゃんが3頭います。ネリー、ユール、そして5月に仲間入りしたやよいです。他にも4頭のワンちゃんがみんな仲良く暮らしています。数年前に長野の中心部から郊外の若穂に移転新築した際にワンちゃんが安心して老後を過ごせるように家屋の設備にも少し気を配りました。
【田中安子さん】
ユーザーさんよりパートナーのワンちゃんにすぐ目がいく私の前世はたぶんイヌ? お手伝いを通じて多くの方と知り合えて視野が広がり、皆さんの善意に身が引き締まります。事務局として会計や雑務諸々を担当しています。宜しくお願いします。
【内藤敦彦さん】
私は長野県上田点字図書館に勤務しています。職場での担当は、中途失明者生活訓練事業、盲導犬貸与制度、デイジー録音図書(デジタル録音図書)製作等を行っております。私の盲導犬との出会いは、約17年前に就職する前に、ある盲導犬訓練所に研修生として働いていました。そこでは、子犬の世話から始まり、成犬の世話まで、ありとあらゆることを習いました。とくに子犬は、将来の盲導犬となるわけですから、特に緊張して育てました。(生後3ヶ月で基本的な性格は決定してしまうといわれていましたので。) しつけといっても怒ったり殴ったりしないで、しつけをするのですから本当に大変で、子犬を担当していた時期は、なかなか眠れず、夢の中まで子犬がでてくる始末でした。長野県は、全国レベルでも盲導犬が多い県ですが、ピーク時に比べて約1/2に減っています。少しずつでも盲導犬をもつユーザーを増やしていきたいと思います。
【原 哲夫さん】
引き続き会長をお引き受けすることになりました。よろしくお願いします。毎日の通勤に往復5㎞弱をマックスと歩いています。ところで、私の務める松本盲学校にはマックスの他に2頭のワンちゃんがいます。そのため、全国にも珍しい「盲導犬専用トイレ」なるものが3年前にできました。もちろん水洗トイレです。写真をお見せできなくて残念です。
【前野弘美さん】
運営委員の前野です。皆さんよろしくお願いいたします。パートナーはピートで私とは、本年が5年目になる7才の雄です。ハーネスの会のホームページの立ち上げと、広く告知することを、本年は行いたいと考えております。
それを通じて広く多くの人にこの会を知っていただき、会に参加していただける人を、増やしてゆきたいと思います。新しい仲間が増えること、楽しい出会いや会話が幾つも生まれる、そんな集まりに成って欲しいと思っております。会の時だけでなく、街角で見かけたら、前野と声をかけて下さい。
【丸山良三さん】
トランペットが好きで相棒のアルスターと市民吹奏楽団の練習に通っています。7月1日には文化会館で定期演奏会があり、アルスターも一緒に出演しました。
【丸山訓代さん】
5月下旬に松本市内で開かれた障害者共同作業所の全国大会の交流会に出かけ、箏曲を演奏して来ました。そのとき、私のパートナーのゼノビアもかわいいコートを着て遠くから来られた皆さんを歓迎する一役を演じてくれました。 コート製作をして下さっている皆さん、いつも心をこめて作って下さってありがとうございます。また、ユーザーのみなさん、遠慮なくご注文下さい。完全防水性の生地、夏に涼し気な木綿地などで作っています。
【斎藤美枝さん】
会計監査委員。転勤にともない飯田と松本を行ったり来たりしています。我が家にもあまりお利口ではありませんが何ともかわいい柴犬がいます。
ハーネスの会にはできるだけご協力したいと思っています。よろしくお願いします。
【金井弘子さん】
サポートスタッフとして事務局を陰から支えて下さっています。田中さんの友人。「会報ができたよー」に「はいヨー」と飛んできて、一日がかりで折り込みと封筒入れの作業を引き受けてくれます。いつもありがとうございます。
《総会記念講演会》
『盲導犬、ありがとう』
盲導犬の使用者や務めを終えた引退犬の支援を行う県ハーネスの会(原哲夫会長)は22日、第3回定期総会を開き、SBCラジオ番組「里枝子の窓」の広沢里枝子さんが記念講演をした。演題は『盲導犬、ありがとう』。広沢さんは相棒の盲導犬ドロシーを連れて来場。約15年間、2頭の盲導犬と共に生活してきてうれしかったこと、悲しかったことなどを伝えたいと、当時書いた手紙を読み、自信がなく、子育てさえ不安になっていた時、盲導犬を持ったことで外に出る勇気や世界が広がった経験などを話した。
同会は98年に結成。盲導犬の理解を深め、会員の体験の交換をしたいと、広沢さんの講演会を企画した。
松本市今井の女性は「自分もこれから盲導犬を持つことが決まっており不安もあるが、今日の講演で気持ちが引き締まった思いがする」と感想を話した。
(「タウン情報」4月27日号より引用)
《コメンタリー ナンバー.4》
『私の考える盲導犬と取り巻く社会について』
松本市 前野 弘美
私が盲導犬と行動を共にするようになってから7年になろうとしています。この欄をお借りして現在の私の思う盲導犬の使用者と取り巻く社会について書きたいと思います。
盲導犬は近年広くメディアに取り上げられ、その存在と活躍が多くの人に知られるようになってきました。しかし、取り上げ方が盲導犬の優秀さや使用者の苦労を強く表現するなど正しい情報として伝わっていないことが感じられます。
一例が厳しい訓練と仕事のストレスが多く短命だと思われていることです。本来、盲導犬は、大切に扱われ仕事を楽しみながら生活をしている幸せな犬であり、短命ではありません。私の周りの方は、正しく理解して接して下さるので安心ですが、国内のある所では、かわいそうだからと使用者に無断で食べ物を与えたりする人がいるそうです。気がついて注意をすると、犬は喜んでいる、普段かわいそうだからと聞いてくれない事もあるとのことです。盲導犬は犬であり人間ではありません。
盲導犬を擬人化し、先入観から判断してしまう事が多く、見る人の感情で置かれている状況を理解しようとする。その為誤った理解をしてしまう事があります。一時の犬の喜びが犬の幸せにつながるものではない、まして仕事をする盲導犬では、なおさらです。正しい知識を伝えることの大切さを感じるとともに、盲導犬は犬であることを理解していただかなくてはならないように思います。
盲導犬に関する扱いや対応に関しては「使用者に尋ねる」を基本とし、広く伝える情報は数多くある性格の犬の最悪の状態を考慮しておくことが良いと思います。
使用者と社会の義務として次の様に出来たらと個人的には考えます。多くの施設に完全受け入れを望みますが、それは不可能と思われるので、盲導犬の同伴を受け入れる、特別に理由のある場合は安全かつ快適に盲導犬を待たせられる場所を用意し誘導出来る様にする。使用者に対しては、当たり前ですが、盲導犬を健康で清潔に維持する事です。盲導犬を持つ事で安心と自立そして社会参加が可能となる人も多くいることでしょう。それを自然に受け入れられる地域や社会であってほしいと思います。
末筆ですが、まとまりのない文をお詫びしますとともに、日頃の盲導犬支援に感謝申し上げます。
《大都会》
『修学旅行の引率から』
宮島 正子
4月24日から26日まで、専攻科の修学旅行の引率で東京・伊豆へ行って来ました。今回は盲導犬が一緒の旅行でした。大都会の東京なので、「盲導犬は珍しくないだろう」と思っていたのですが、電車に乗るたびに周囲の人の視線が盲導犬に集まり、まわりにいる人の半数以上の会話が「盲導犬について」に変わるのに驚きました。会話のほとんどが、「りこうな犬だ」「ちゃんと訓練されている」など好意的な内容でした。知識としての「盲導犬」は一般的になりつつあるようですが、大都会東京でも(東京だからなのか?)盲導犬そのものを見たことのない人が多かったようです。
また、東京駅では、盲導犬におしっこをさせる場所(草のあるところか砂利のあるところ)を見つけるのに一苦労。あたりはブロックやアスファルトに覆われ、「土」が出ていないことに驚きました。学びの多い3日間の引率でした。
(松本盲学校『保健室だより5月号)』より)
《連 載》
本号から2回に渡り長野市の清水さんのご家族と盲導犬を退役した犬たちとの生活の記録をお届けします。
『退役犬と生きる』(上)
長野市 清水 とし子
9年前の8月、横浜の日本盲導犬協会から退役犬クッキーが我が家に来ました。
前から盲導犬のことに関心を持ち、世間でも段々と盲導犬の育成にも力を入れるようになり数も増え、まだまだ外国に比べれば足元にも及びませんが、明るい見通しが期待できそうな気がしました。しかし、盲導犬の勤めを終えた退役犬のことが気にかかっておりました。目の見えない方の目となり心の支えとなった犬たちの老後は…。老犬ホームは全国でも片手で数えられるほどしかありませんので、行く先のない犬たちはどうなっているのか?いろいろ考えても仕方がないので、思い切って盲導犬協会へ電話をしボランティアの志願をしました。そして、とうとう待望のリタイア犬が我が家に来ることになったのです。さあ!そうなると今度は心配で心配でたまりません。私になついてくれるかしら?老犬だからどんな扱いをしたらよいのだろうか?しかし、その日はとうとう来てしまいました。
協会の車が駐車場に着き、車の戸を訓練士の方が開けますと、一匹のブラックのラブラドールが飛び出てきて、その犬が私めがけてしっぽをちぎれんばかりに振り、私の胸に飛び込んできました。私は思わず両手で抱きしめてしまいました。これで今までの心配は吹っ飛んでしまい、家にいる二匹の犬と同じに見ていけばよいのだと思い、気が楽になりました。訓練士の方も、こんなことは初めてだとびっくりなさると同時に、よかったよかったと安心して帰られました。
クッキーは我が家にいた二匹の犬たちとも仲良くなり、店に来るお客様にもやさしく人気者になりました。散歩も三匹でりんご畑の中とか田んぼの畦道を自由に跳び回り、残された余生を本当に楽しんでおりました。
ちょうどクッキーが家に来て1年たった時、ユーザーの方がクッキーに会いに来たいとのお知らせをいただきました。お待ちしていますと御返事したのですが、クッキーがどんな態度をとるのか内心とても心配でした。ユーザーさんは8年間クッキーといっしょでしたし、女性の方でしたので…。
ユーザーさんがみえて、クッキー、クッキーと呼びながら近づいて来て手を差し伸べるのですが、クッキーは私の方を見ていてユーザーさんの所へ行かないのです。
多分私に遠慮しているのかと思い、ユーザーさんの側に座らせました。ユーザーさんは頬ずりして、元気でよかったよかったと本当に嬉しそうでした。帰られるときも、また来年も来るよと言って帰られました。
私は、ユーザーさんと会った時のクッキーの態度に戸惑いを感じていましたので、そのことが心に引っかかっておりました。4,5日してユーザーさんからタイプで 打ったお手紙をいただきました。お礼の言葉の後、「クッキーにはもっと喜んでもらいたかった。清水さんが私の側に座らせてくださったけれど、目と首はいつも清水さんの姿を追っていて、はっきりとても淋しかった。しかし逆に考えれば、現在の生活がとても楽しく満足なものである証明だから、私は我慢しなければいけない。」と書かれておりました。私は目の見えない方の勘の鋭さにただただ驚いてしまいました。でも、クッキーは決してユーザーさんを忘れたのではないのです。利口な犬ですので、多分私に遠慮してあんな態度をとったのだと思っております。その後も、ユーザーさんはクッキーが亡くなるまで4回も会いに来てくださり、一番良いときだけ私たちが使い、体が弱って大変なときにお世話になってと感謝の言葉を言っていただきました。
(次号をご期待下さい)
《会員の声・近況》
『元気ですよ!』『こんなことどうですか?』
今年は雪が多く、3月末になりやっと春らしくなってきました。
ラッシュは雪が大好きなようです(雨は嫌いです)。6月で8才になりますが、とても元気に仕事をしています。簡単ではありますが近況報告まで。
(上水内郡 上本和男さん)
鍼灸の術を更に磨くために東京に来て1年2カ月。カナットもこちらの生活に慣れて私をよくサポートしてくれています。この間なんの連絡もせずにすみません。
お陰様で充実した毎日を送っています。来年は須坂に帰る予定です。皆様にくれぐれもよろしくお伝え下さい。
(東京 三好英雄さん)
我が家は、夫と娘2人、それに私の大切なパートナーのルクリアの5人家族です。上の娘は5歳で幼稚園の年長、下の娘はやんちゃ盛りの1歳10ヶ月になりました。 毎日特に何があるというわけではないけれど、家事に育児にばたばたしているうちに、あっという間に1日が終わってしまいます。
ルクリアも、上の娘の送り迎えに・幼稚園の行事に・買い物に・ときには子供の通院にと、いつも私と一緒に出かけています。ルクリアはちょっと臆病なところがありますが、子供のペースに会わせてゆっくり歩いてくれ、しっかりと仕事をしてくれています。私が2人の子供をつれて安心して歩けるのもルクリアのおかげと、毎日感謝しています。
(長野市 加藤久美さん)
長野は今、桜が満開です。松本では例年にない大雪になりましたようですが、会の皆様とワンちゃん達はお元気でしょうか。 「ハーネスながの」を読ませていただき、新しいワンちゃん達には、頑張って下さい。引退されたジェミーちゃん、山本さんにとってもかわいがっていただき、本当に幸せでしたね。涙が止まりません。
(長野市 多田艶子さん)
初めまして、早速ですが私は、昨年11月に飯田で行われましたハーネスの会に参加しましたが以前から、飯田で盲導犬レインコート縫製のボランティアサークルを発足させようと思っています。まだ、準備段階ですが、整い次第呼びかけを行っていきたいと思います。ユーザーさんからの直接の依頼で進めていきたいと思っています。つきましては、次回の「ハーネスながの」に、このサークルの事を載せていただきたいと思うのですがいかがでしょうか?ご意見よろしくおねがいします。
(飯田市 清水純子さん)
TEL: 0265-23-0080 e-mail: jakkiy@poplar.ocn.ne.jp
《事務局だより》
『ご寄付ありがとうございました』
ハーネス基金へご寄付をいただきました。
北信地区の一般の方(匿名希望)より 50,000円
松本市竹渕のディリーストア様の店内募金箱より 6,842円
会員の上條きみ子様の募金箱より 1,910円
皆様、本当にありがとうございました。
『素敵なハーネスの会オリジナルポスターが出来ました』
キャッチコピーは『あなたの思いが こだまします』。
募金箱の設置場所の他、いろいろな所に掲示していただいて、ぜひ多くの人の目に止まってほしいと思います。
サイズはA2,A3,A4の3種類がありますので、事務局までご請求ください。
(これは会員のIさんがスポンサーになって下さり、障害のある方達のパソコンの共同作業所「夢トライ工房」にてデザイン製作されました。ありがとうございました。)
『長野地区連絡室』
本会では長野市ボランティアセンターにも団体登録をしていますが、長野地区の連絡室として会員の加藤久美さんの自宅住所を当てさせていただきました。長野市ボランティアセンターが発行するボランティア団体のリストには長野地区代表者として加藤さんのお名前が記載されます。
【編集後記】
本号では会員の皆様から多くの投稿をいただきました。この会報の目指す、「交流の広場」としての意味を感じています。ありがとうございました。しかし、いつものことながら紙数を全く考えずに編集するアバウトな編集者ですので、最終段階で全体の割り付けやレイアウトをして下さる吉川さんには大変なご苦労をかけています。
感想、ご意見、体験記、呼びかけなどのご投稿をお待ちしています。手紙、振り込み用紙通信欄、ファックス、e-mailでお寄せ下さい。