ハーネスながの 2011年 3月 第33号
発行:長野県ハーネスの会 会長 原 哲夫
〒390-0304
松本市大村492-3 TEL・FAX(0263)46-9611
第33号 目次
《新しい組織づくり》
『多くの会員にハーネスの会活動に関わっていただくために』
《会員のみなさんへのお願い》
『どのチームに関わっていただけますか?』
《報告》
『平成22年度ハーネスサミット報告』
《リタイヤ犬 近況》
『パトリックのこと』
《連載 ~犬と歩けば~ 第2回》
『駅での乗り換えは駅員さんにサポートを依頼』
《新コーナー 信州こんな話・こんな場所》
『ミントガーデン cafe&plants』
『喬木村いちご狩り』
《国内ニュース》
『人間なら125才以上、超高齢犬をギネス認定』
《会員の声》
『お元気ですか』
《事務局から》
『2010年度前期疾病治療費助成報告』
『健康助成金を振り込みます』
『2010年度後期疾病治療費助成を申し込んで下さい』
《編集後記》
目次終わり
これより本文
《新しい組織づくり》
『多くの会員にハーネスの会活動に関わっていただくために』
運営委員会
〝なぜ改革か〟 運営委員会では昨年5月の総会の議決を受けて組織改革について検討してきました。そのねらいは、できるだけ多くの会員に直接活動に参加してもらえるようにするためと会活動を活発にするためです。本会の活動の現状は、発足して12年目を迎えますが毎年の取り組みがマンネリ化傾向にあること。同じ役員が長期間に渡って担当していて変化が少なく発想や運営方法も新鮮さに欠けるようになってきたこと、などが挙げられます。これらの問題を改善するために、開かれた組織作りをし、できるだけ多くの会員に活動に関わっていただきたいと考えています。
〝どのように変わるか〟 これまでの検討の中で会の在り方や組織を次のように変えることを考えています。
(1)1会員1チーム
会員は何れかの実行チームに所属して活動に関わってもらうようにします。どのチームに属するかは本人の希望で自由に決められます。また、活動への関わり方や程度はその人の事情で、できる範囲でお願いします。
(2)チームリーダーは自薦他薦
各実行チームはチームリーダーを中心にメンバー間で連絡を取りながら進めます。チームの代表2名は運営委員として運営委員会に出席します。運営委員会へのチーム出席者は交替して出席することもできます。
(3)会議
総会、運営委員会、実行チームの3段階での会議があります。
(4)総会
年1回、長野市か松本市で開催します。
(5)運営委員会
運営委員会は正副会長と各実行チーム代表2名の計10名で構成する議決機関です。年4回、長野市か松本市で開催します。総会の議決を受け、行事や取り組みの具体的な実施方法などについてチーム間の調整をしながら進めていきます。総会議案書の作成は正副会長を中心に運営委員会が行います。
(6)実行チーム
実行チームというのは会員がそれぞれの希望で所属するチームです。取り組む内容によって4チームに分かれています。チームのメンバーは随時、メールや電話で連絡を取り合います。ハーネスの会の具体的な取り組みはそれぞれの実行チームが企画し、チームメンバーが中心になって全体に呼びかけて進めて行きます。
(7)事務局
ハーネスの会の取り組みは実行チームの他に事務局でも行います。事務局スタッフは実行チームメンバーとおなじように会員の希望により所属し、できる範囲で活動していただきます。
〝どんなチームがあるか〟 実行チームはこれまでの専門部に替わって本会の「活動の柱」に沿って取り組みたい内容を考えて整理しました。
1.啓発・渉外チーム
・盲導犬同伴拒否などの事例の相談や報告に対して関係者に対応する。
・県の補助犬相談窓口と情報交換する。
・県の補助犬行政について提言と要請をする。
2.広報・研修チーム
・HPの管理と運営をする。
・よりよい盲導犬使用のための研修会を行う。
・行事の企画と広報を行う。
3.サポートチーム
・本会主催行事がスムーズにできるように会場準備、受付など、必要会場係をする。
・会員以外の一般の人たちにサポートボランティアをお願いする。
・盲導犬に必要なコート類、ワンツーベルトなどの製作情報を提供する。
4.編集チーム
・会報『ハーネスながの』の編集と発行。
・盲導犬使用に関わる国内外の情報の収集をする。
〝事務局はどんなことをするか〟
・会員の名簿管理
・会員の盲導犬と引退犬の個体情報の管理。
・会計事務。
・会報と会務連絡事項の発送。
・ハーネス基金の会計と事務処理。
《会員のみなさんへのお願い》
『どのチームに関わっていただけますか?』
運営委員会
○先の記事でご説明したように会員のみなさんには、四つのチームまたは事務局の中でどこか一つのチームにできるだけ参加していただきたいと思います。
○どのような内容に、どれぐらい関わっていけるかは一人ひとりの会員によって異なると思います。個人の事情や都合を尊重して無理のない範囲での参加ができるようにします。
(1)希望する、または入っていただけそうなチームをお伝え下さい。
現在の運営委員がお電話などで連絡を取らせていただく場合もあります。
(2)3月31日までにご希望を次の何れかにお伝え下さい。
原 哲夫(会長) 090-5527-7931 Email:harason492@go.tvm.ne.jp
前野弘美(副会長)080-1043-7315 Email:hmaeno@avis.ne.jp
丸山訓代(運営委員) 0263-46-5378
(3)これからの進め方
◇ それぞれのチームと事務局のメンバーが出そろったところで各チームの中で具体的な取り組み内容やチームリーダー(まとめ役)を話し合っていただきます。
◇ 各チームと事務局には定員はありません。
◇ 各チームでは運営委員会に出席する代表(運営委員)2名を決めていただきます。
《報告》
『平成22年度ハーネスサミット報告』 前野弘美
平成22年9月4日(土)・5日(日)の二日間「長野伊那谷研修会」として伊那市・駒ヶ根市・宮田村を中心に研修会が開催されました。総勢51名の参加者(盲導犬20頭)が集う様子は多くの方の目を引いたことでしょう。開催に当たりご支援・ご協力頂いた皆様のお力と参加された皆さんの協力により成功のうちに終えられましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。ハーネスの会より会の関係で参加された20名の皆さんに参加の補助として3万円を支出して頂きました。お礼申し上げます。遅くなりましたがハーネスサミットの報告をさせて頂きます。伊那谷名物のソースカツ丼やかんてんぱぱの寒天料理など開催地ならではの味も有りましたが、初日は聴導犬協会さんの犬に対してのケアを中心にアロマテラピーの実践が有りました。これは普段の犬との関わりを更に深める内容でした。私のパートナーのクールはうっとりととても気持ちよさそうにしていると見える方が伝えて下さいました。確かにこんなに親密にじっくりと相手をする事は少ないと自分の普段を少し反省しました。後日参加された方からも犬との関係が深い信頼と穏やかさに変わって来たとのお話を頂きました。ホテルや研修の会場では盲導犬の育成施設より参加頂いた皆様(日本盲導犬協会、北海道盲導犬協会、日本ライトハウス盲導犬訓練所)や働く犬を支援する会の皆様はじめ多くの方に協力を頂きました。聴導犬のデモンストレーションの中では盲導犬の動きが視覚障害者には見えないと同様に聴導犬が仕事を放棄(さぼり)をしても聴覚障害の方には分からないと言う事を今更ながら知りました。聴導犬が仕事を放棄しない、仕事をすることを楽しいと感じ続けられるようにすることの大切さを知りました。盲導犬もまた仕事が盲導犬の楽しみで有ることが望ましく思いました。細密画を描かれる野村様は40歳を過ぎてご主人の言葉から植物の細密画を始めたとの事です。
人には表に出ない可能性が潜んでいる。私たちも新しいことに挑戦したり学事で新たな可能性が開く事も有るかも知れません。梶田様の「たくふくびん」と言うお助けの仕組み、地域の皆さんの気持ちをつなぐ活動はとても興味深く聞きました。日本人は困った時に人に助けを求められる人は2割に満たず、逆に助けを求められた時には助ける人が8割を超えているのだといいます。困っている人の声を伝える・助けを求められる環境を創られればそこはとても住みやすい社会に成るのだと思いました。私の感想をお伝えしてハーネスサミットの報告とさせて頂きます。また、来年度は獣医師の先生の講演などを企画する予定です。最後に開催にあたりご支援ご協力を頂きました皆様に重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
《リタイヤ犬 近況》
『パトリックのこと』 松本市 茅野永伯 町子
マックスとアルスターを見送り、悲しい日々を過ごしていた頃に、佐久穂町の滝澤デリカちゃんの一時預かりを引き受け、愛くるしいデリカの姿に涙が消えて癒され、3月に長野市、大澤さんのパトリックの引退を喜んで引き受けることが出来ました。昨年の三月末良く晴れた爽やかな日、長野へデリカと一緒に迎えに行きました。デリカがいたことでパトリックが車の中でも我が家に来ても、寂しくなかったのではないかと思います。大澤さんご夫妻にとって、パトリックが生活の中でどれほど大切であったことでしょう。大澤さんと別れ、発車すると、クオンと小さく叫び、涙を誘いました。幸せな老後を送らせてあげようと心に誓った次第です。さて 年頃の可愛い元気な女の子デリカと散歩したパトリックは、かなり嬉しかったらしく?人間なら定年のおじさんとピチピチギャル、一緒に走り回り小さな足の指を骨折したのです(大澤さん、お伝えできなくてごめんなさい。)デリカの一時預かりが終わり、我が家にパトリックとの生活が始まりました。例年であれば爽やかな五月六月は、近くの山へ山菜採りに行くのですが、折しもこの時期、熊出没のニュースが頻繁にあり、パトリックを見た人が、万一熊と見間違えたらいけないと思い、山菜採りは中止。その時期に丁度大阪のライトハウスでボランティアデーが開催されたので、パトリックと一緒に参加し、兄弟犬と逢いました。パトリックの方が若く見えたのは身びいきでしょうか?その足で、福井越前海岸、かに料理で有名な犬同伴同部屋宿泊可能の宿に一泊、同じく輪島漁師のペンションに一泊、二泊三日の旅行。どこでも賢い、おとなしいと、褒められた事は言うまでもありません。現在我が家では95歳の母を介護しています。パトリックは家族に潤いと心のゆとりと優しさと、沢山の愛を与えているのでしょうか、介護によるストレスが軽減されています。母もリビングにパトリックの姿が見えないと気にし、姿を見ると、頭をなでたり、手を振ります。セラピーですね。先を考えると、悲しい思いが生まれますが、今を十分に楽しみ過ごしています。(記 2011年1月9日)
《連載 ~旅は犬連れ楽しいぞ~ 第2回》
『駅での乗り換えは駅員さんにサポートを依頼』 松本市 原 哲夫
前回は「旅の達人」というコーナーで盲導犬同伴旅行への準備段階について前野さんに書いていただきました。第2回目からは「旅は犬連れ楽しいぞ」とコーナー名を改めました。そしていよいよ出発です。今回は列車や電車の利用についてこれまでの体験や今も行っている方法と私なりに心がけていることをまとめてみました。
〈長距離の特急を利用するとき〉
県外に特急や新幹線を利用して出かけるときは、たいがい前もって座席指定券を求めます。私はその際、次のような第1希望・第2希望の条件を伝えます。
(1)第1希望:「車輌の一番後ろの座席」
この座席の背もたれの後ろは壁との間に30~40㎝ぐらいの空間があります。盲導犬を主人の背のすぐ後ろに座らせることができ、隣席のお客さんにも気を遣わなくてすむからです。只ドア近くで開閉の音が煩わしい面は否めませんが、連れ合い(?)のわんちゃんは直ぐにドアの音などには慣れて落ち着くようになります。
(2)第2希望:「客室入り口ドアから2列または3列までぐらいの範囲にある席」
客室の前ドアからでも後ろドアからでもこれらの位置は、全盲の私が一人で洗面所やデッキに出やすく、確実にもどれる場所だからです。全盲者にとって車内で席を離れて再び自分の席を確実に見つけて帰着することはなかなか難しいことなのです。列車内では、「行きはよいよい、帰りは怖い」ということです。必要なときにいつでも洗面所に行き来できることは快適な長旅をする上で必須条件だと思います。新幹線でも基本的には同じように条件を伝えて座席指定券を購入します。私の友人の中には、「多目的室」を申し込む人もいます。車椅子利用のお客さんがよく利用されますが盲導犬同伴者も利用できます。「多目的室」は各車両についているわけではなく1列車に1カ所とか2カ所と限られているので早めに予約する必要があります。
〈駅構内での移動は駅員さんのサポートで〉
私は県内の鉄道駅を利用する際はパートナーのエリンに指示をだしながら一人で乗り換えたり乗降したりします。周りのお客さんに尋ねることもあります。県外に出かけた際は、駅構内での移動や乗り換えは駅員さんに依頼するようにしています。安全で乗り換えに要する時間にも無駄がなく確実だからです。盲導犬は毎日または頻繁に利用している駅でしたら乗降客がつねに行き来していて混雑な大きな駅でも決まったコースを確実に通ってほぼ決まったホームの場所に案内してくれます。しかし、年に1回とか、めったに利用しない駅や、まして初めての駅では事情は全く異なります。ホームに降りて、次に人混みの間をぬいながら階段やエスカレーターを捜すのにも戸惑います。指示を出すべき主人自身が階段の位置やどこに通じるかの情報を正確には持っていないことが多いのです。そんな状況下で盲導犬に期待することは、時間がかかるだけでなく危険につながることもあります。名古屋駅での「特急しなの」から新幹線ホームへの移動は比較的分かりやすくサポートはなくても可能ですが、新幹線特急の指定座席のある車輌の乗車口の位置までとなるとやはりサポートが必要になります。最近の新宿駅は複雑で単独の場合、私とエリンには困難です。まして東京駅となると完全にお手上げです。駅員さんのサポートを依頼する場合、私は乗車する駅窓口でお願いすることが多いです。特急の車内で車掌さんにお願いすることもありますが、その場合は下車駅に到着する時刻を考えてできるだけ早くに伝えるようにしています。列車が到着駅に着くとドアの外にサポートの係が既に待っていてくれます。まるでVIP(ビップ)扱いです。パートナーのリードを左手に掴み、右手は駅サポート員の肘を掴ませてもらってホーム上を移動し、階段を上り下りして改札口、または乗り換えホーム、さらには乗り換え列車の座席まで案内してもらいます。最近JRでも私鉄でも駅構内の移動や乗り換えのサポートを依頼すればしっかりと対応してくれます。
(お願い)このコーナーでは、犬連れ旅の思い出やその人なりの方法について原稿募集しています。是非お寄せ下さい。
《新コーナー 信州こんな話・こんな場所》情報募集中!!編集部
長野県ハーネスの会の皆さま、こんにちは。岡谷市在住の盲導犬ユーザー北澤とも江です。この度、編集部会に加わりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
皆さまの中には、愛犬と家族同然に、楽しく暮らしていらっしゃる方がおいでと思います。愛犬のホットなエピソードを、編集部にお届けください。会報で紹介させていただきます。また、県内には、盲導犬はもちろんですが、ご家庭の愛犬たちも、楽しく同伴できるお店や、公園、ドッグランなどのスポットがたくさんあるのではと思います。過去、そのような場所に行ったことがあり、「ここなら、安心してお勧めできる。」と思えたスポットを、会報「ハーネスながの」の場を使って、会員同士、お互いに情報交換しませんか。そして、いつか、そんなスポットで、会員が誘い合って交流ができるといいですね。そんな願いを込めて、会報「ハーネスながの」の中に、新しいコーナーを作りました。ただいま、紹介記事募集中!!写真、イラストも、大歓迎です。編集部に情報をお寄せください。
今回は、ふたつのスポットを紹介します。
*《ミントガーデン cafe&plants》
諏訪郡原村にある、ワンちゃん同伴オーケーの喫茶店です。オーナー夫妻は、長年、盲導犬の候補犬を育成(パピーウオーカー)してきて、現在は引退犬を飼育中です。他に、2頭の愛犬も。 店内は、薪ストーブの燃える落ち着いた雰囲気で、一部、サンルーム風になっていて、屋外にはデッキテラスがあります。どちらにも、犬の同伴が可能です。場所は、八ヶ岳中央農業実践大学校の近くで、緑色の看板が目印です。農業大学校の農場を散歩して、ミントガーデンで、美味しいコーヒー、紅茶、手作りのケーキなどいかが。ランチのカレーにはご飯でなくて「ナン」がついています。大盛りのサラダ、フルーツ、コーヒーか紅茶がセットされています。
ミントガーデン・・・
☆交通 JR中央本線 茅野駅から、車で15分
☆営業時間 午前10時30分から午後6時まで
☆定休日 毎週 月、火曜日(祝祭日は営業)
☆電話 0266-74-2208
*《喬木村いちご狩り》
ハーネスの会の会員でもあり、南信州喬木村で農業を営んでいる、清水純子さんのいちごハウスは、盲導犬はもちろんのこと、ご家庭の愛犬もハウスにオーケーです。私が、パートナーのキュエロと一緒にお邪魔したときは、キュエロは、ハウス入口の柱に繋いでいました。いちごを食べられなかったキュエロは、私が持っていた練乳を、チョイっと失敬!その、素早さに唖然とした一幕も。清水さんのいちごハウスでは、甘みの中に、ちょっぴり酸味のある「土耕栽培いちご」たちが、真っ赤なほっぺでお出迎え!いちご狩りは、予約制ですので、清水さんのハウスを希望する場合は、予約の際、必ず「8番ハウス!」と言ってくださいね。清水さんからの、追加情報です。「現在は立って食べられる棚づくりのハウスもできましたので、わんこも一緒にハウス内を歩け、いちご狩りを楽しめます。ただし、ペットの場合は混雑状況により、係留もしくは抱っこでの入場をお願いする場合もあります。」
2011年のいちご狩りの時期は、1月8日から5月31日までです。
予約電話 「たかぎ農村交流研修センター」
電話番号 0265-33-3999
ネットでの予約も可
「たかぎ村 いちご狩り案内」http://www.berryberrys.com/
《国内ニュース》
『人間なら125才以上、超高齢犬をギネス認定』(2010年12月24日読売新聞電子版)
栃木県さくら市葛城の主婦篠原由美子さん(41)が飼うオスの雑種犬「プースケ」が、生存する最長寿犬としてギネス世界記録に認定された。25歳9か月で、人間に換算すると125歳を超える“スーパーおじいちゃん犬”。2年前に交通事故に遭って大けがをしたが、現在は健康状態も上々。愛くるしいそぶりが周囲に元気を与えている。篠原さんによると、プースケは1985年3月にシバ犬と雑種犬の間に生まれ、狂犬病などの予防接種を受けるため4月1日に飼い犬登録された。今年7月、ギネスワールドレコーズ社(英国)に同市の登録原簿の写しやプースケの写真などを添えて申請したところ、今月20日、正式に認定されたと連絡があった。ギネスブックによると、プースケが認定される前の記録は豪メルボルンに住むオーストラリアンケルピーの21歳3か月で、これまでに最も長く生きた犬は29歳5か月。
(読売新聞社の許可を得て掲載しました)
《会員の声》
『お元気ですか』
2010年12月までに会員のみなさんがお手紙や会費振り込み用紙の通信欄などに書いてくださったメッセージです。掲載時期が遅れて季節もずれてしまい申し訳ありません。 事務局
◇ パートナーだったパトリックを引退犬として受け入れていただいた茅野様、かわいがっていただいて心より感謝いたしております。(長野市 大沢さん)
◇ ご苦労様です。暑さの中、頑張って下さい。(愛知県知多市 新井さん)
◇ 厳しい暑さの中、ワンちゃんと皆様の御健康をひたすらお祈りするばかりです。 役員の皆様、お世話頂きありがとうございます。(松本市 三村さん)
◇ 長野県ハーネスの会のますますのご活躍をお祈りしております。(諏訪市 伊藤さん 松本市 今村さん)
◇ ようやく秋風を感じるようになりました。今夏の暑さでバテ気味です。会員の皆様、ワン ちゃん達、実りの秋、体力をつけましょう。レクイエムのワンちゃん達、本当にご苦労様でした。安らかに。(松本市 鈴木さん)
◇ 厳しい暑さもやっと落ち着きを感じられるようになって来ました。ハーネスを付けて頑張り続けた盲導犬、どんなにか大変だったことでしょう。これからは秋風を感じながら、頑張って下さい。旅立たれた6頭のワンちゃん達のご冥福を心よりお祈りします。(軽井沢町 小林さん)
◇ いつもニュース、ありがとうございます。(松本市 船越さん)
◇ 会報を楽しみに拝見しています。皆様、本当にご苦労様です。会費以外の分は何かのお役にたてていただければ幸いです。(佐久市 黒澤さん)
◇ 夏の暑さに苦しみ、今は目の前のアルプスの雪景色に、寒さに、また耐える冬となりました。皆様方の日々のご苦労を思い感謝しつつ、何の協力も出来ぬことを申し訳なく思います。 今年天国に旅立った6頭の盲導犬、引退犬に「ありがとう、ご苦労様でした」と、心から伝えたいです。また、見守って下さった方々、テレビで見せて頂いたマックス、アルスターなど、それぞれの犬達は、本当に心やさしい方に見守り看取っていただけたことを良かったねと伝え、感謝の心でいっぱいです。年を取り苦労してきた犬達、またこれからも温かな心で見守って下さる方に、本当によろしくお願いしますと申し上げます。(安曇野市 宮澤さん)
◇ 本当に暑い夏でしたね。私の家の犬ディックは一日寝てばかりで、だいぶ太ってしまいました。会員の皆様、ワンちゃん達も暑くて大変でしたね。これから外出も楽になりますね。 お体に気を付けてお過ごし下さい。(上田市 横関さん)
《事務局から》
『2010年度前期疾病治療費助成報告』
ハーネス基金による2010(平成22)年度前期の疾病治療費助成額を報告します。4名の使用者から獣医師に支払った治療費の領収書を添えて申請がありました。運営委員会で内容を点検の上、助成対象となる支払った治療費の半額をそれぞれの使用者に送金しました。助成額は下記の通りです。尚、予防のためのワクチン摂取量やシャンプーやトリーミングにかかる費用は助成の対象には含まれません。
バイダル(雌、3才)12863円
ネルーダ(雌、7才)1313円
デリカ(雄、3才)14365円
ラピート(雄、5才)5460円
『健康助成金を振り込みます』
会員の使用している盲導犬と飼育している引退犬にハーネス基金から2010年度の健康助成金を送金します。2010年4月1日から2011年3月31日に盲導犬または引退犬として本会に登録されているワンチャンたちです。3月31日までにそれぞれの使用者および飼育者の銀行口座に1頭5,000円を振り込みますのでご確認ください。
『2010年度後期疾病治療費助成を申し込んで下さい』
2010(平成22)年度後期の盲導犬および引退犬の疾病治療助成を希望される会員は獣医師や動物病院に支払った治療費領収書を添えて本会事務局へ申請して下さい。前期分として申請できなかった方も受け付けますので、漏れのないように申し込んで下さい。受付の締め切りは4月20日(水)必着でお願いします。申請用紙のない方は事務局までご連絡下さい。助成金の送金は4月下旬から5月上旬になる予定です。
《編集後記》
今シーズンは雪が少なくていいなあと思っていたら、ここ数日の大雪。やはり、そう簡単には春は訪れてはくれませんね。行きつ戻りつしながら、ゆっくり季節は巡っています。そういえば、ずいぶん日没が遅くなりました。ふと日の長さを感じるこの頃です。さて、今号では新しい組織づくりについての提案がありました。会員の皆様が自分のできることをできる範囲で少しずつ力を出し合い、会の活動がさらに活性化することを期待します。皆様、よろしくお願いします。(池田)