松本視覚障害者福祉協会 令和5年度 たより2 (会員向け)


令和5年8月10日
会 長  前野 弘美
 猛暑の日が続いた7月、引き続き暑い8月となっています。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか
 日頃の会へのご支援・ご協力に感謝申し上げます。
皆さまへの連絡と行事のお知らせなどをたよりにてお伝えいたします。
ご参加などご協力をお願い申し上げます。
お知らせの項目
①県視障協 情報機器講習会 8/20(日)
②県視障協 リクレーション会 9/3(日)
③県視障協 リクレーション会 9/3(日)
④県視障協 リクレーション会 9/3(日)
⑤県視障協 北信越ブロック大会 11/25(土)・26(日)
⑥松本市福祉課との懇談会報告
⑦他団体の事業
(前野の連絡先は最後に記載してあります。)
〔1〕情報機器講習会 2023/8/20
 本年度は「見えない人の読書環境について知る」を開催致します。
 日時:令和5年8月20日(日)10:30~13:00
 会場:県視覚障害者福祉センター(松本市旭2-11-39 Tel:0263-32-5632)
 主催:長野県視覚障害者福祉協会情報機器研究部
 講師・協力:県立長野図書館
 日程
  受付10:00~10:30
  挨拶10:30~10:40
  講議10:40~11:40
  体験11:40~12:10
  質疑12:10~12:30
  閉会12:40
 内容:視覚に障害のある人が、読書をする環境が改善され、多くの人が読書を楽しめる環境が少しずつ整えられて来ています。新しい読書の環境や技術などを知り、皆さんが更に書籍などを楽しむ機会が増えるように、話を聞いたり体験を交えて見聞を深めたいと思います。是非のご参加をお願い致します。
 締切:令和5年8月15日(火)
 申込:事務局(Tel:0263-32-5632)、前野(携帯電話080-1043-7315)
 夏期休業中(8/11~8/20)は前野弘美までお願いします。
〔2〕レクリエーション会 2023/10/1 
 日頃の運動不足解消の為、卓球バレーを行います。
定員に限りがありますので、参加希望の方は、早めに事務局宛にお申し込み下さい。
 1.日時:10月1日(日)
  受付10:00~10:30
  催事10:30~11:50
 2.場所:県視覚障害者福祉センター(松本市旭2-11-39 TEL:0263-32-5632)
 3.内容:卓球バレー
 4.定員:12名以上20名まで
 5.持ち物:上履き、汗拭きタオル(必要な方のみ)
 6.申込締切:9月22日(金)
 7.申込先:長野県視覚障害者福祉協会事務局(TEL:0263-32-5632)
      または、前野弘美までお願いします。 
〔3〕北信越ブロック大会・富山
 再来年に長野県大会を控えており、大会に他県からのお客様を大勢お迎えしたいので、この富山大会には、大勢の方に参加していただきたいと思います。
 参加者が20名以上で貸し切りバスで出掛ける予定です。
(貸し切りバスで出掛ける場合の料金と日程は以下のとおりです。)
 開催日:11月25日(土)~11月26日(日)1泊2日
 会場:呉羽ハイツ(富山県富山市吉作4103-1 TEL:076-436-0191)
 参加費:お一人様28,000円~32,000円(26日の昼食代込み)
 参加者20名の場合32,000円、24名の場合30,000円、30名の場合28,000円
 募集人数:先着30名様まで
 (バスの予約の都合がありますので、お早めにお申し込み下さい)
 旅程
25日松本駅アルプス口発7:30→長野駅東口発9:00→妙高SAにて15分休憩10:10発→有明海SAにて昼食(自由食45分間)12:15発→呉羽ハイツ着13:00
26日大会会場発11:45→新湊きっときと市場(いちば)にて昼食とお買い物13:40発→有明海SAにて15分休憩14:50発→妙高SAにて15分休憩16:15発→長野駅東口着17:35→松本駅アルプス口着18:50
 ※ご参加下さる方へお願い:必ずガイドヘルパーさんや、一緒に動いていただける方同伴でご参加下さい。ご理解ご協力の程、お願い致します。
 申込締切:9月22日(金)
 申込先:社会福祉法人長野県視覚障害者福祉協会事務局(Tel:0263-32-5632)
 お申し込みいただいた方には、後日詳細と参加費振込用紙をお送り致します。
〔4〕長野県視覚障害者福祉大会・令和4年度決議事項処理報告
1.医療機関において医療スタッフによる書類の代筆・代読を促進するよう要望する。
【回答】平成27年度以降国において、障がい者の方への合理的な配慮の考え方や例を示したガイドラインや事例集が発出されています。その中では、医療機関のスタッフによる代読や代筆を行うことも好事例として取り上げられており、県としても、本ガイドラインや事例集について医療機関あて通知したところです。
 法の趣旨を踏まえ、今後も機会をとらえて、医療機関に対し、上記事例集やガイドラインについて周知啓発を行ってまいります。(医療政策課)
要望1関連:医療機関における代筆・代読を含む合理的配慮の促進について
【回答】平成30年度担当課において、国から発出された「医療機関における障害者への合理的配慮事例集」や「障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン」を医療機関あて通知したところですが、本年10月1日の「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」の全部施行に合わせ、再度通知し、周知啓発を行います。
2.視覚から得る情報取得の困難な視覚障害者にとって、周囲からの声がけは命綱となる為、ながのけん広報誌等で、更なる啓発活動を続けて頂きたい。
【回答】令和4年4月1日に一部施行された「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」では、県民に「多様な機会を通じて、障がい等に対する理解を深めるよう努めるものとする。」としているところです。
 障がいに対する理解不足等により、障がいのある方が暮らしにくさを感じている現実があり、広報等を通じて県民の障がいに対する理解を深めることは重要と考えております。
 これまでも各種の広報媒体で共生社会に関するテーマを取り上げてきましたが、ご要望いただいた障がい者への配慮の方法を含め、今後も時機を捉え、県民へのわかりやすい広報、啓発に努め、共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。(障がい者支援課、広報県民課)
要望2関連:県のホームページの利用しづらさについて
【回答】ご意見につきまして、担当課に申し伝えました。具体的な改良方法につきましては、今後検討してまいります。
3.災害時において、情報取得困難な視覚障害者に対し、情報提供の方法について配慮を行って頂きたい。
【回答】災害時に視覚障がい者等の要配慮者に対し、多様な手段の活用による情報伝達を行うことについて、県が主催する防災関係の会議等の機会に、市町村と改めて情報共有してまいります。
 また、地域の実情に応じた情報提供について、関係者から意見をお聴きし、県・市町村・関係者と継続的に情報提供の手段、体制等を確認・検討する等、視覚障がい者の避難の確保について、連携して対応してまいります。
 なお、令和3年度に県が作成した「信州防災手帳」(平時及び災害時の住民の防災対応をまとめたもの。県ホームページに電子データを掲載中。)について、令和4年度に同手帳の印刷冊子を市町村を通じて要配慮者等に配布することを予定しており、音声読み上げ機能に対応する予定です。(危機管理防災課)
4.福祉避難所内での視覚障害者への情報提供について配慮を行って頂きたい。
【回答】県では平成27年に「要配慮者防災・避難マニュアル策定指針」を作成し、視覚障がいの方をはじめ、要配慮者の方の避難支援や有事の際の情報伝達の方法等、市町村へガイドラインとして提供させていただいているところです。
 市町村による適切な情報提供の配慮が進むよう周知に努めてまいります。(健康福祉政策課、障がい者支援課)
要望4関連:①災害発生時、福祉避難所に直接向かうことが可能か。また、一次避難所を経て福祉避難所に移る場合には、どのような移送方法となるか。②災害時の行動について、障がいのある方の立場に立った視点をマニュアルに加えてもらいたい。
【回答】①令和3年度国において「福祉避難所の確保・運営ガイドライン」が改定され、福祉避難所の指定促進とともに、事前に受入対象者を調整し体制整備を図り、公示することで、福祉避難所への直接の避難を促進することとされました。実際の直接避難の可否につきましては、避難所の指定、受入対象者の特定及び公示の進捗状況等により、市町村によって異なります。
 また、一次避難所から福祉避難所への移送方法につきましても市町村によって対応が異なります。なお、一例として、長野市においては、現状では一次避難所に避難していただいた上で、その後、市が手配する車両による移送を想定しているとのことで、現在行っている「個別避難計画」の作成プロセスを通して、ニーズ把握を行い、直接避難や具体的な避難先、対象者等を検討していくとのことです。県では、要配慮者への支援が強化されるよう、個別避難計画の作成等について、引き続き機を捉えて市町村へ周知してまいります。
 ②ご意見につきまして、担当課に申し伝えました。今後の参考とさせていただきます。
5.コンビニやスーパーなどでキャッシュレス決済やセルフレジが増えている中、視覚障害者にとって扱いが困難な為、有人レジを1台は設置して頂く、または、店側で対応していただける人員を配置するよう合理的配慮の強化推進を要望する。
【回答】「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」は、本年10月1日に全部施行され、国に先駆けて民間事業者にも「合理的配慮の提供」が義務付けられるところです。
 この条例では、事業者は、事業を実施するに当たり、障がいのある人からの申出によって、事業者にとって負担が過重でないときは必要かつ合理的な配慮を行わなければならないと定めています。
 県では、条例の理念、事業者の役割、合理的配慮の提供等について、わかりやすい広報、啓発に努め、障がいの有無にかかわらず共に支え合う社会の実現に向けて取り組んでまいります。(障がい者支援課)
6.読書バリアフリー法における読書困難者に対してのサポート体制が現状では不十分な為、ITサポーターを各市町村に配置するよう要望する。
【回答】県では、ITに関する総合的なサービス拠点として「障がい者ITサポートセンター」を松本市に設置し、情報バリアフリー化の推進やIT利用による就労を含めた社会参加の促進を図るための支援を行っているところです。
 視覚障がいがあり読書困難な方へのサポート体制につきましては、どのようなことにお困りなのか貴団体のご意見も伺いながら、次期障がい者プランへ反映することも視野に研究してまいりたいと考えております。(障がい者支援課)
7.県内企業や介護施設に対してのヘルスキーパー制度導入の促進を要望する。
【回答】県では、9月の「障害者雇用支援月間」にあわせ、来る15日の木曜日、障がい者雇用フォーラムを長野市芸術館にて開催します。事業主だけでなく、広く県民の皆さんに、障がい者雇用の機運の醸成や、障がい者の職業的自立の支援など、関係機関と協力して、さまざまな啓発活動を展開しています。
 各支援制度等の周知をはじめとして、引き続き、誰もがその能力を発揮しながら活き活きと働くことのできる魅力ある職場環境づくりを推進するとともに、障がいのある方がひとりでも多く雇用につながるように、雇用機会の拡大の推進により一層、努めてまいります。(労働雇用課)
8.ガイドヘルパーの人員不足が深刻化している地域があり、地域間格差が生じている為、改めてガイドヘルパーの必要性と重要性を県民の皆様に理解して頂く為の啓発活動の一層の強化を希望し、視覚障害者が居住している全ての市町村にガイド事業所を最低1件は確保できるよう要望する。
【回答】ガイドヘルパーの利用につきましては、ご指摘のとおり、市町村や圏域単位で差がみられることは承知しております。また、障がいのある方ができる限り身近な地域でサービス利用が可能となるよう、地域の実情を踏まえて市町村障害福祉計画に反映されることは重要であると認識しています。同行援護サービスの提供体制の充実について、障害福祉計画の進捗確認の機会をとらえて、市町村と認識共有を図ってまいります。
 県では、国が実施する研修の受講者に対する受講料等の補助を通じて、同行援護研修の指導者を養成しています。
 また、複数の研修機関が同行援護従業者養成研修を実施し、ガイドヘルパーの養成を図っています。
 県としましては、事業所に対する集団指導の機会等を活用して、同行援護の必要性と重要性について情報提供することにより、新規参入や事業規模の拡大を促すなど、ガイドヘルパーの人員不足を解消し、地域間格差が解消されるよう、引き続き取り組んでまいります。
 併せて、県民への啓発活動につきまして、貴団体のご意見も伺いながら、効果的な方法(「信州あいサポート運動」や出前講座を活用した周知等)を検討して参ります。(障がい者支援課)
〔5〕長野県視覚障害者福祉大会 令和5年度決議事項
1 読書バリアフリー法が制定され、読書困難者に対する読書の権利を擁護する為、パソコンの音声ブラウザー、拡大読書器、デイジープレイヤーなどの操作方法や、インストールなどをサポートできる人員を県内に最低10名程度配置できるよう、視覚障害者に特化したサポーターの育成実施を要望する。
2 オンラインによる情報取得やキャッスレス決済の普及に伴い、スマートフォンやICT機器を日常生活用具に指定することを要望する。
3 コンビニやスーパーなどでキャッシュレス決済やセルフレジが増えてきている中、視覚障害者にとって扱いが困難な為、店側で対応していただける人員を配置するよう合理的配慮の強化推進を要望する。
4 マイナンバーカードの健康保険証利用において、タッチパネル操作が困難な為、視覚障害者が自身で扱えるよう、操作端末の音声読み上げ化を要望する。
5 スマートフォンを所持していない視覚障害者が多数を占めるため、毎年数か所の信号機を音響用押ボタン式信号機、可能であれば時間外でも安全に信号機を利用出来るようにシグナルエイト対応型に入れ替える事を要望する。
6 自転車通行不可区域の歩道を高速走行する自転車が多く、視覚障害者との事故が多発している為、交通規則の周知と厳格な指導を要望するとともに、7月以降の電動キックボード歩道走行に対しても厳格な取り締まりを要望する。
7 全ての駅ホームに内方線付き点状ブロックの敷設を要望する。
8 押しボタン式開閉ドアの車輛が増えている中、単独での鉄道利用が困難な為、乗降時の乗務員によるサポートや更なる安全対策の実行を要望する。
以上、決議する
令和5年6月25日
〔6〕令和5年度 松本市障害福祉課などとの福士懇談会の報告
令和5年6月12日、10:00より松本市役所にて懇談会を開催しました。
取り上げた項目と回答の中より一部を掲載します。
参加者は13名です。
離された事項
①スマートホンやパソコンの使い方の指導を自宅で実施して欲しい
②視覚障害者向けの機器の次の物を日常生活道具に加えて欲しい
 タッチvoice、カラーtalk、お札判別機
③日常生活用具の支給基準について
 視力の有る家族が居る場合には支給できない用具が有るが、緩和して欲しい
④雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業 を実施して欲しい
 治療室の清掃・書類の整理・近隣への出張治療付添などの支援
⑤重度障害者へのタクシー券の支給は非課税者で無くても支給して欲しい
⑥キックボードの歩道走行に関して、市民に正しい走行の規則を伝えて欲しい
⑦mウィングの駐車料金の減免をして欲しい
・Mウイングを使う時に使用する併設の駐車場の料金が負担と成るのでMウイングの利用者または中央公民館の利用者については減免もしくは減額をして欲しい。
⑧点字ブロックの上での歩きスマホをしないように注意喚起して欲しい
⑨伊勢町のせせらぎを始め市内の覆いや柵のの無い溝は危険なので柵などをして欲しい
⑩松本市のバスを使っての視察・研修の利用の範囲を拡張して欲しい
⑪花時計公園の地面の状況は車イスや視覚障害の人は動けない
⑫市の施設の入口にシグナルエイド対応の音響装置を付けて欲しい
⑬障害者福祉センターを建設して欲しい
⑭点字ブロックの状況が悪いところが有るので補修して欲しい
・信州大学附属病院の南の道路の南側、信州大学附属病院の西側道路の東側、自動車学校付近
⑮松本視覚障害者福祉協会の紹介チラシについて
⑯アルピコ交通のバス・コミュニティーバスの運行が日曜祝日には極端に減るので困っている。少しでも多い運行をして欲しい
⑰ダークネスレストランを開催するので障害福祉課の皆さま始め多くの方に参加して欲しい、また実施にも関わって頂けるとありがたい。
以上の事が離されました。
それぞれの項目に関して関係部署への通達と検討をする旨の回答がありました。
合わせて次の事をお伝えいたします。
・タッチvoiceは日常生活用具として認められているそうです。
・視力の有る御家族が居ても状況により支給されることが有りますので福祉課に相談をしてください。
・今まで指定されていない製品が新たに指定されている事も有るのでまずは福祉課に相談してみてください。
〔7〕他団体の事業
(1)長野県ハーネスの会主催「大月裕夫ピアノコンサート」・観賞とランチ
期日:2023年10月22日(日)
会場:フランス料理の「ル・ブラン」(松本市)
TEL:0263-34-5534
住所:長野県松本市深志3丁目10-5ル・ブランビル
アクセス:松本駅[お城口]徒歩12分
集合時刻:10時20分
ピアノ演奏:10時30分~11時45分
その後、大月さん親子を交えてランチ
会費:2500円 フランス料理のコース料理
申し込みは前野までお願いします。
申し込み締め切り:2023年9月30日(土曜日)
定員:35名、定員に達し次第受付は終了します。
(2)松本市身体障害者福祉協会 研修旅行
期日:2023年10月22日(日)・23日(月)
大洗観光
 日本三大稲荷・かさま稲荷神社参拝と観光
「五浦温泉一泊の旅」
詳細はお尋ねください。
以上です。たよりなどの内容などに関する質問などは前野までお願い致します。
末筆となりましたが、まだまだ暑い日が続きそうです。
お身体を大切にお過ごしください。
令和5年8月10日
前野弘美の連絡先
電話 080-1043-7315
 出ないときは留守番電話にコメントをお願い致します。

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